京都を代表する西陣織が本格的に始まったのは15世紀初期の頃です。大陸から伝わった織物技術との見事な融合によって生まれた西陣織は、絹織物の最高峰と称されます。
多くの職人の技を結集した染め絹織は、高度な技術と知識に裏付けられた、日本が誇る伝統芸能とも言えます。舞妓の装いからもわかるように、様々な色遣いや模様からなる豪華絢爛な着物であり、大変高価です。
それとは違ってやや地味ですが味わいのある着物である京友禅も、多くの職人の技を結集した絹織物ですが、西陣織よりも一般的かつ庶民的です。
その技術が全国に広まってからは、広まった先で独自に発展してオリジナリティーに富んだものに仕上がっています。
京都ならではの織物と言えば、やはり西陣織を差す場合が多いです。京都に古くから伝わる伝統工芸品を集めて、県内外に向けて一般公開しているのが西陣織会館です。
入場料無料で入館できますが、職人体験や舞妓体験を希望する時は有料になります。
定期的に開催される着物ショーを観覧できたり、実際に舞妓体験や芸子体験できたりします。京都を観光するなら思い出の1ページになるような体験も追加してみてはいかがでしょうか。浴衣を着て街を散策する事もできます。
子供向けの体験もありますから家族で申し込む事も可能です。